フランスでの挑戦 〜saezou日記〜

今シーズンは、フランスのナントに拠点を置いて活動していきます。フランスでの挑戦を発信していく予定です。

ジェットコースター

2018/4/15(日)
Route De L'Ouest Féminine #2
Saumur
レース規模:②
距離:81km(0.5km+8.05km×10)
出場人数:90人くらい(完走63人)
結果:11位

http://www.velopressecollection.fr/classements-route/49-classements-courses-cyclistes-maine-et-loire-2018/saumur-49-classement-15-avril-2018-rof-manche-2-21243-html


コースは前半が登り基調のアップダウン。後半が下り基調のアップダウン。1つ1つの登りは短いが、まあまあ斜度はある。けれどほとんど全ての登り、集団効果が極めて大きい。登り返しの勢いがあるのとないのではぜんぜん違う。

 

全体的に道幅が狭く、下りは途中(時速60kmくらいで下っているところ)からいきなり道幅が2/3になるという怖さ。これは普通に考えてありえないでしょ😱そこに90人くらいで突っ込んで行く。

右側にいたら、道が無くなって木に激突?笑

真ん中にいたら、右から大量に人が入ってきて押し潰される😑

左側は路面ガッタガタ😵

もうどこにいれば良いのだろうか🤣🤣

道幅は車1台ギリギリ通れるくらい💨

 

当たり前だけれど、道幅が狭くなったら渋滞が起きるわけで。後ろは下りの途中にブレーキがかかる。そうなると、そのあとの登り返しでも脚を使うことになる。そして、さらに難しいのが下って、登り返して、コーナー曲がって、横風区間っていう。攻撃するなら最高だけれど、後ろにいたら地獄😇後ろにいちゃ絶対ダメ🙅

 

いつも、ジュニア+エリートのカテゴリーの前にミニム+カデのカテゴリーのレースをやっているので、試走しながらレース展開をチェック。(あっ、フランスはレース中でも普通に試走出来るんです🙆)

 

人数もほぼ同じくらい。全く同じような展開になるわけではないけれど、レース展開を読む上で大切な手がかりとなる。

 

見ていたら、1周ごと集団が小さくなっていって、後ろはバラバラに。集団から千切れたらもう戻れない感じ。しかし、1周もつ逃げはなかった。これはなんでなんだろうと?最後は1人が15秒くらい?逃げ切って、残った小集団でのスプリントだった。

 

ここから、サバイバルになるんだろうなーということは容易に想像出来た。

 

しっかりアップをして、スタートへ。15分くらい前に行ったら、もうかなり前に人が並んでいて、スタートは集団後方から😑もっと早く行かなきゃ。スタート前に雨が止み、太陽が☀️やっぱり私は晴れ女なのか?って思ったり😆笑

 

1周目はなかなか前に上がれなくて、やっと前方の良い位置まで上がれたのは1周目が終わるころ。20〜30番手くらい。でもこの位置はみんなが1番いたい位置で、位置どり合戦がもっとも激しい。コーナーや下りでなかなかキープすることができず。そんなんで、2、3周目は20番手くらいに上げては50番手くらいに落としての繰り返し。ちょっと気を抜くと50番手くらいに落ちて落ち着く。この位置が私は好きみたい。でもこの位置にいたんじゃ全く勝負できないし、最も危ない位置⚠️

下りでブレーキがかかり、いつ落車が起きてもおかしくないし、コーナーのたびにえげつないインターバルがかかる。そして、登りではバックファイアーしていく人をかわしていかなきゃいけない。実際この2、3周目が1番きつかった。

f:id:minito:20180417161313j:image

↑前に上がってきたところ

Thierryの手が気になる笑

良いぞその位置だって👍

 

展開は、1人逃げが出来ては、時速15kmくらいまで落ち、追走がかかり時速50kmくらいまで上がるの繰り返し。脚にくる。前にいれればまだ良いんだろうが、後ろにいるとインターバル地獄😑前に行かなきゃ…頭はそのことでいっぱい😔

 

4周目からは、20〜30番手と言わずに、前に出る。常に8番手以内。ここはあまり人気がないからか、思ったより楽に走れる。インターバルが少ないし、なんせストレスが少ない🙆こっちの方が断然良いじゃん!

 

アタック合戦にも参加するも、決まる気配は全くないのでやめる。1人、2人の逃げは決まるも、どれもあまり差が開くことはなく、すぐに追走がかかり吸収される。何がなんでも逃げに乗りたいと思っている人がたくさんいる。そして、まだ大きな動きがないため、みんな比較的元気。


5周目の登りで、そろそろ大きな動きがくるなーと思って3番手くらいで入っといて良かった。予想通り登りの下からアタックがかかり、集団は8人に。この辺りの直感は良いみたい🙆アタックしたのは数を揃えるチームのアシストで、登り切る前くらいでバックファイアーしていった🔥こうやって、チーム戦をするのか🤔

 

ただ、8人は綺麗に回ることなく、回るのは4人くらい。同じチームが2人含まれているところがあって、チームメイトがいなくなってしまった人は後ろを待ちたかったようで。結局、3kmくらい逃げたところで集団に吸収された。後ろともかなり差が開いていたし、脚のあるメンバーだったから、これは勝ち逃げになりそうだったんだけれどなー。うーん、難しい😑

 

でもこの動きでみんなすごく苦しそう。この周はチャンスかも?と思い、攻撃を仕掛ける。上手く3人で抜け出すことに成功するも、私もきつくてペースが上がらない。もう少し脚があれば…😓

f:id:minito:20180416202412j:image

↑集団を粉砕させようと前々で動く🐘

 

6周目の登り前で吸収され、この周の登りはさすがに平和に行くだろうなーとちょっと油断して50番手くらいまで下げてしまったら、登りで前が上げている。50番手くらいの位置はバックファイアーの嵐🌀ダメ、この位置🙅上手くかわしながら登るも、前に15人弱くらい?15mくらいの中切れができて、私は第2プロトン。最初、前も待ちたい人がいっぱいいて上手く回らないからすぐに追いつくだろうと思っていた。しかし、脚のある人はこのプロトンにはほとんどいなく、どんどん差が開いていく。これは本気でやばいって思った😫バカ、自分って😂

Thierryからもコーチからも”Attention sae”って叫ばれて、うん、わかってる、やばいってって😂😂😂

 

直前に逃げていて脚はきついけれど、ここは脚を使わなきゃいけないところ。プロトンごと連れていくのはアホなので、後ろに誰もついていないことを確認して登りでアタック。1人で追いついた。いやー、本当にこういうミスはしちゃいけない😫危機一髪😓のちに後ろが追いついてきたかどうかはよくわからない。


ここからは終始、6番手以内をキープする。やろうと思えばできるじゃん、自分😆なんで最初からやらなかったんだ🤔?って。後ろ振り返ったら、20人くらいしかいなかったっていう…笑 あーまじか🤣笑 位置取りが上手くなったんじゃなくて、そもそもの集団の人数が減っていたという…🙄そりゃあ、位置取りも楽なわけだf^_^;)

f:id:minito:20180416204009j:image

↑向かい風の中を進む集団💨

f:id:minito:20180416202705j:image

↑集団は緩むことなく、常に前へ前へ👣

 

周りの顔ぶれが揃ってきた。アタックするのは10人くらい。あとの10人くらいは集団の後ろについているだけ。集団に2人以上数を残しているのが、3チーム?単騎なので、交互に攻撃をしかけてくるのを上手く切り抜けながら、自分からも何回も抜け出そうと試みる。3人、5人、3人。みんながきついところを狙ってアタックするも長時間逃げることができず。今日は長時間の逃げが全く決まらない。登り返しの集団効果があまりに大きすぎる。


ラスト2周くらいで今日はもうスプリントかなー🤔?と思うが、勝ちたいので最後まで逃げを狙う。登りきったところでアタックして3人。しかし、これもあまり長くは続かず。 f:id:minito:20180416201957j:image

 ↑小さくなった集団内でアタックのチャンスを伺う🐘

 

逃げたい人たちが散髪的にアタックをするが、スプリントに頭を切り替えてしまった人が多く、どれも続かない。そして、サバイバルになってきて、アタックしてもみんなもう脚がないから逃げられない。

 

ラスト4kmくらいで全開でアタックして、2人で抜け出せた。後ろが牽制かかって緩むかもしれないと自分に言い聞かせ、この逃げに全てをかけて全力で踏んだ。逃げに乗ってくれた人も同じ気持ちだったようで、2人でフルガス💨しかし、後ろは緩むことなかったようで、残念ながらラスト1.5kmくらいで吸収。そこからは人数を残しているチームのアシスト?が集団をハイスピードで牽引して、そのままスプリントへ。逃げていたので集団につくので精一杯。下りで脚を回復させスプリントを開始するも、位置が悪く詰まってしまい全くもがけず。17人の集団の11番目という散々な結果でした。

 

優勝は集団に3人残していたチームがトレインを組み、最後にスプリンターが吹っ飛んでいくという完全なる勝利でした🏆

 

結果は良くなかったですが、後悔はしていません。勝ちだけを狙って、自分から動くことができたから。ラスト2周で頭をスプリントに完全に切り替えることも出来たけれど、スプリンターがいる状態、かつ数を揃えているチームがいる中で、集団スプリントの頭を取って勝つことは難しいってわかっていたから。

 

良い順位を狙うだけの走りをしたくなかった。2位や3位と11位はぜんぜん違うって言われるかも知れないけれど、私の中じゃ2位も17位もあまり変わらない。勝てないと悔しい😑やっぱりロードレースは勝つこと、1位になることに意味があるのだと思う。

良い順位を狙うだけの走りなら、ある意味簡単だけれど、それは勝つことには全く繋がらないと思う。挑戦し続けなければ、勝ちはない。だからこそ、挑戦し続けたい。

 

自分で脚を使うところ、使わないところ。この区別をしっかりつけること。そして周りを見ること、焦らないこと。このあたりは少しずつ、上手くできるようになってきたなーと。

 

でも前半から前にいられるようにしないと。今日は前半で決まらなかったから良かったけれど、もし前半でレースが決まってしまうレースだったらおしまい。あとは6周目みたいなミスは絶対にしないように気をつける。

 

前々で戦えているから。勝負に絡めているから。だからこそ、勝てないのが悔しくて悔しくてたまらない😂

ROFは#3と#5は出れないので、あと#4の1回のみ。次回こそ、絶対にリベンジしたい。