フランスでの挑戦 〜saezou日記〜

今シーズンは、フランスのナントに拠点を置いて活動していきます。フランスでの挑戦を発信していく予定です。

191人の大集団

2018/4/2(月・祝)
Coupe de France#1 @Pujols
レース規模:③
距離:95km(約18km×4+約11km×2)
出走人数:191人
結果:54位(+1m38s?)<完走123人>

https://maj.ffc.fr/com/imgadmin/RESULTATS/ROUTE/2018/fichiers/5047216002_180402_ARRIVEE_M1.pdf

 

監督からは私は最初の3周は集団内から動かないこと。4周目からは自由に動いて良いと。最近アタックのしすぎで、1周目からアタックするんじゃないか?と思われていたらしい笑

 

コースは約18kmの大周回を4周したあとに、約11kmの小周回を2周する95kmの頂上スタート、ゴール。

大周回は4km登り基調のアップダウン→2kmテクニカルな下り→2km踏まなきゃ進まない緩い下り、平坦8km、登り2km。小周回は大周回と前半は一緒で、平坦がカットされ、登りの前半がかわり、登り1.5km。

 

登りの斜度は結構きつく、最後の100mくらいは緩むものの、ラスト600mくらいはすごくきつい。古賀志くらいかな!?

 

下りは道幅が狭くて、かつ超テクニカル。日本のレースだと1番輪島に似ている!?個人的には輪島よりも怖い😂スピードが最も出てる最終コーナーがバンクになったヘアピンコーナー😵ゆっくりでも怖いんですけど…😭😭

 

出場人数が200人弱、かつ登りと大周回の登り前以外は全体的に道幅が狭いので、集団後方にいたら終了ー😑少しでも前でスタートしたかったので、スタート前かなり早く行って待っていたら、まさかのゼッケン番号順😑100番の私は真ん中くらい。

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↑スタート地点。すごい人の数🤣

 

登りスタートで上手くクリートがはめられず、ポジション下げてしまっている間に7人の逃げが出来ていたらしい。しかし、この逃げができるところは見ることはできなかった😓

ちょっと集団が落ちついたなーと感じ、すぐさま前に上がって行ったところでやっと見えた。これがスタートして2kmくらいだから、この逃げは本当にスタート直後に出来た逃げだった。結果、勝ち逃げにはならなかったけれど、最後まで続く逃げとなる。

 

1周目の下りを前で入るために、下り前の2kmくらいからみんな前へどんどん上がってくる。道路じゃない脇の芝生からもどんどん人が上がってくるし、身体が当たるのは当たり前だし、後方では落車の音するしで、集団内はちょーカオス。私は60番手くらい?をキープするので精一杯。ここが1番神経を使った。

 

下りは怖くて、40人くらい?に抜かれた。けれど、まだ集団は大きく前もペースアップしていないので、問題なく1つの集団でゆっくりと進む。

 

上がれるところで前に上がる、そしてできる限りそのポジションをキープすることの繰り返し。けれど、クランクなどではどうしてもキープ出来なくて、ポジションを下げてしまう。道幅が狭く、クランク、減速帯、カーブが続き、集団後方はひたすらstop & goの繰り返し😑

 

登りは前で入らないと大変なことになることは、去年のチェコで経験したので、何が何でもと前へ。登り前は道幅が広くなるので、奇跡的に上がれ、3番手で登りへ。ただ、ちょっとここは脚を使いすぎたな。

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↑たぶんこの写真が1周目の登り前

私はどこでしょう😉?①

 

登りでアタックしている人はいるものの、私は集団内に潜んで淡々と登る。60人くらいの集団?で登りきり、余裕を持って2周目へ。

 

かなり集団の人数が減り、快適だなーと安心していて下りを集団後方で入ってしまい、10人くらいに抜かれて1人集団から千切れた。集団の先頭ははるかかなたで踏んでいて、1列棒状。


ここで終わるのかーと一瞬頭をよぎったが、こんなところで終わるわけにはいかないので、死に物狂いで5kmくらいITTをして追いついた。ものすごい無駄脚😣車から見ていた監督は、あーもう完全に終わったなーと思ったらしい😓こんなきつい思いはしたくないから、次の周は絶対に前で入ると誓った。

 

結局、ちょっと道幅が広くなったところで集団のペースは一気に緩み、後続の集団がどんどん合流してくる。ほぼふりだしに戻ったのかな!?前に行くことで必死すぎて、後ろはよくわからない。

 

1周目で、登りをそこまで前で入る必要もないと感じたので、前から1/3くらいの集団内で。バックファイヤーしていく人たちをかわしながら、なるべく脚を使わないようにクリア。たぶん80人くらいの集団?で登りきって3周目へ。

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↑何周目の写真かわからないけれど、登りで身体がぶつかりあってるf^_^;)

私はどこでしょう😉?②

それにしても、写真だと斜度って伝わらない…😑この写真だと斜度が緩く見えるんだけどなー笑

 

下りは30番手くらいで入るものの、また40人くらいに抜かれる始末😓どうしてこんなにも下れないのだろうか?と悲しくなるくらい…😂

前にも後ろにも人はいるものの、1列棒状で中切れの嵐🌀5人くらいで5kmくらいローテしてやっと追いつく。またも無駄脚を使ってしまった😣

 

後続からまた集団が合流してきたが、さっきよりも随分合流するまでに時間がかかり、登りの2kmくらい手前。この辺りから、Biofraisチームが登りの前で全員前に上がって行ったので、これは絶対に攻撃がかかる⚠️と思い、15番手くらいで登りへ。後続集団は追いつくので疲弊していたようで、あまり前に上がって来なかったから、前に上がりやすかった。

 

ここは上がっておいて大正解だった🙆

入り口からアシストががんがん引いていて、集団はバラバラに。登りきったら15人くらい!?で4周目へ。たぶんこの登りが1番速かった。まだ限界じゃないけれど、きついって感じ。でも周りもみんなきつそうだったので、これは勝負できるかも!?って思った🙄(この時は…)


良いメンバーだったけれど、みんな疲弊しすぎててペースが上がらず…4周目からは動いて良いと言われていたので、アタックしようと思った瞬間、目の前のFDJの選手がアタック。これにはすかさず乗って5人くらいの逃げ!?というか、正確に言うと追走。でも上手く回らず、吸収。しかし結果論だが、ここで後ろも追わなきゃいけなくなり、ペースが落ちなかったことで、合流してくる人数が少なかったのは良かったかも!?

 

下りはポジションを下げるものの、どうにかつながる位置でクリア。のちに後続からパラパラと人は合流してくるが、それでも50人くらいかな!?4周目の登りはさすがにみんな疲れ果てていたみたいで、平和にこなして5周目へ。

 

ここまで逃げのことはほとんど触れていなかったが、登りでタイム差は縮まるも、ずっと2分半〜3分で推移していた。ゴールまであと約20km。そろそろ逃げを吸収するために動き始める時間。アタックはかかるもののどれも決まらず。

 

ここからは、逃げに乗せていないMorteauチームがコントロールし、登りの入り口からがんがんあげてアシストが降っていく。登り前で上手く前に上がれなく、千切れていく人をかわしながらギリギリ繋がっている先頭集団の後方にへばりついて、ラスト1周へ。20番手くらい。きつい。けれど、みんなきついって自分に言い聞かせる。

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↑ギリギリ繋がるメイン集団後方🙃

後ろはu23のフランスチャンピオン!?

 

Morteauのコントロールを崩そうとアタックがかかり続ける。私のチームはマノンと私の2人なので、冷静に判断しながら。

 

そして最後の下りで悲劇が😂下りきって立ち上がろうとしたら、左足のふくらはぎが攣って動かない🤣

えっ?今までレース中に脚を攣ることなんてなかったから、びっくりした😂

とりあえず、ごめんなさいして、後ろの人に前に行ってもらってる間にどうにかして、集団の後ろにへばりつく。とは言ってもこのときの集団の大きさは30人くらいで、そんなに休む時間もなく。ほんの数秒。

 

下りきったら、逃げ集団は目の前。しかし、ここで大牽制。わざと泳がしていたのかな?最後の登りの入り口で逃げ集団との差は約30秒。この牽制でなんだかんだパラパラと合流してきて、最後の登りの前で40人くらいかな?


最後の登りは500mくらいどうにかごまかしながら集団で登ったものの、ラスト800mくらいで完全に攣った左足と、ピクピクした右足に為すすべなく。時速5kmくらいの止まりそうな速度で後続の人たちにも抜かれながら、どうにか登りきってゴール。

 

ラスト800mからはどういう展開だったかを見ることは全くできませんでした😓結果、逃げを吸収して集団内から勝者が出たそうです。

 

得意の登りゴールで勝負できなかったことがすごく悔しくて、悔しくて…😂

 

脚が攣ってしまったのには、いろんな原因があると思うけれど、1番は脚が限界だったのだと思います。

登りを前で入るために脚を使い、下りを前で入るために脚を使い、ポジションをキープするために脚を使い、下りで千切れて下ったあとの平地で脚を使い、アタックで脚を使いと…考えれば常に脚を使っていたなと。

 

終始休めなくて、間違いなく、今までで1番きついレースでした。脚もそうだが、常に集団で前へ前へと行こうとすることに。

 

でも前にいなければ見えなかったこと、わからなかったこともたくさんあるので、すごく勉強になりました。

 

反省すべきところはしっかり反省して、いきなり上手く走れるようになることはないけれど、1歩ずつ上手く走れるように慣れていきたいです。そして、この悔しさを忘れずに、5月のCoupe de Franceで必ずリベンジします💪