フランスでの挑戦 〜saezou日記〜

今シーズンは、フランスのナントに拠点を置いて活動していきます。フランスでの挑戦を発信していく予定です。

チェコぶりの大集団

2018/3/18(日)
Route De L'Ouest Féminine #1
Vignoux sous les Aix

レース規模:②
距離:71.4km(11.9km×6周)
※実際もう少し長かった…74kmくらい?
出走人数:70人
結果:8位

http://www.velopressecollection.fr/route/classements-route/vignoux-sous-les-aix-18-mars-2018-classement-20648-html

 

午前中はゆっくりして、午後から会場へ。

 

コーチからのオーダーは、最初から積極的に攻撃すること。アタックして逃げを作る、または逃げに乗ること。
2週間後のCoupe de Franceはチーム戦をするが、今日のレースは私たちのチームはElles Pays de la Loireのジャージでは走らず、各所属のクラブチームジャージで。つまり完全に単騎で戦うとのこと。

 

人数を揃えているDNのチームがいくつかあり、チーム戦をしてくるであろうチームを上手く利用しながら、レースをしようと。あとは先週よりもかなり人数が多いので、脚を使ってでも前々で展開すること。風が強かったら、しっかり風向きを読んで位置取りをすること。この辺りにも注意して。

 

今日も強い人を聞いて、トップチューブにゼッケン番号を書いて貰った紙を貼り付けて…

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↑こんな感じで…多すぎて覚えられない😂
ジャージの色もわからないので、識別するのはかなり困難f^_^;)

 

単騎なので、全部のアタックに反応し続けるのはさすがに無理。逃げを選別しながら、勝ち逃げに乗り遅れないこと。

 

直前のミニム・ガデのレースの集団スプリントで大きな落車があったため、スタートは20分遅れくらい。

車の温度計を12時に見たときで0度。怖すぎてそれからは見ていないけれど、たぶん0度あるかないくらい❄️
とてつもなく寒い。寒いを通り越して身体中が痛い😫風はそこまで強くはないが、時折吹く風で体感温度はもっと下がり、スタート地点でみんなブルブル震えていたf^_^;)


スタートして、あー久しぶりの大集団だーと恐怖で身体はガチガチだったが、とりあえず前方へ。みんな寒すぎて、寒いよーとぎゃーぎゃー騒いでいる感じ😝何も始まらないので、5km地点くらいのすごく緩んだタイミングでファーストアタック。決まらなかったけれど、ここからアタック合戦が勃発。1周目はそこからひたすらアタック合戦が続いたが、みんな脚もあるので全く決まらず。

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↑集団内で走る🐘

 

2周目に1人逃げができて少し集団が落ちついた。ここまでで逃げたい人、脚のありそうな人、チーム戦をしてきそうなチームが2チームあることがだいたいわかった。危ない逃げには反応して、2周目の登りきった直後にできた5人の追走は良い感じだったが、1人も乗せていなかったチームが追ってきて程なくして吸収。

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↑しっかり前方で展開する🐘

 

1人逃げを吸収した3周目が1番カオスだった。BioFrais(昨年のCoupe de France総合優勝チーム)を中心にアタックがかかり続け、常に集団は伸び伸び。1回、路肩の砂利区間に落とされて、チェーン落ちしたが…焦らず復帰。後半に出来た12人の逃げは綺麗に2列ローテが回り、これは勝ち逃げか?って一瞬思ったが、チームメイトが乗ってるはずのチームが全開で集団を引き連れてきて、頭の中は???って感じだった🤣ちなみに彼女はトラック中距離の3種目フランスチャンピオンだとか!?どうりで引きが強いわけだ…😅

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↑前々で対応する🐘

 

4周目の前半に1人、後半に2人、少しおいてチームメイトの1人が逃げへ。8人いるチームが誰も乗せていなかったので、これは決まらないだろうと判断。3回とも見える位置だったし、最後に逃げにいったチームメイトのマノンは真横から行った。脚にも余裕があって、行くか一瞬迷ったが、考えた上でやめてしまった。

しかし、結果これが勝ち逃げになってしまった。BioFraisが1人乗せていたので、前にやってきて完全にコントロール。8人いるチームが追走するだろうと考えて、次の展開に備えようと思っていたら、ぜんぜん前に出てこず。自らアタック、牽制を繰り返す始末…。彼女たちはチーム戦を知らないのかな🤣?


追走を絶対許すまえと、BioFraisが全てのアタックのケアをするため、追走が全く決まらず。差は開いていくばかり…。とりあえず私は、BioFraisがお仕事をきっちりしてくれることがわかったので、アタックはかかり続けるが、流れに身を任せて脚を休め、最後の展開にかける。そんな感じでラスト1周でタイム差は1分20秒くらい。前もそんなに早くはないが、集団は牽制に入ると25km/hくらいの遅さ😂

普通に追えば追いつくはずなのに…

 

さすがのBioFraisにも疲れが見え始め、2周目と同じ場所で6人くらいの脚のあるメンバーの良い感じの追走ができた。しかし8人いるチームの人が1人乗っていて、彼女が全く引かず…みんなキレ気味🤣

 

結局その逃げも捕まって、そろそろ本格的にまずい時間。8人いるチームの監督だろう人?が、前に集まって引けー!的なことを怒鳴っていて、5人くらいブワーっと前へ😆この光景は去年のBIWASEで見た光景に似ているぞ😝笑

よし、これで追いつく!と思った矢先、1人20秒くらい引いて、1回引いたらみんなバックファイヤー💨2分もしないうちにあっさり崩れさった🤣あーまじかー😱

ここまででも薄々気づいてはいたが、このチームに期待していた私が間違っていたとここで本格的に悟る😑


このまま集団ゴールしても私に勝ち目はない。追いつきたい人たちと5人くらいでローテに入る感じ。ラスト4kmで前との差は20秒。

ここまで弱かった風がいきなり強くなり、ラスト4kmは斜め前からの風に。誰も引きたがらず、ここで牽制。みんな追いつきたくないのか🤣?


最後の望みにかけて、ラスト3kmくらいにある緩い登りで渾身のアタック。横風で絶対に中切れが起きるはずと信じて。後ろを振り返ったら、6人くらい?いたけれど、後ろはさっきの8人いるチームの1人。先頭交代してもぜんぜん引く気がないので、きついけれどとりあえず前だけを見て平地をガンガン踏んでいく。1人ずつ千切れていき、後ろは3人くらい?

ラスト1.5kmで、15秒くらい?前に4人の逃げ集団、私たち4人の追走集団、15秒くらい?後ろに大集団という構図。踏みやめたら集団に吸収されるだけ。

結局、前の4人逃げには追いつくことはできず。
しかし、後ろの大集団からは逃げ切れた。

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↑最後はみんな後ろから飛んでいって終わり。
私は出し切っていて、スプリントする脚は残っていなかった。

 

 

良かった点は、

常に前々で展開出来た点、

全ての逃げができるタイミングをちゃんと見れた点、

危なそうな逃げには乗れた点、

自ら攻撃を積極的にしかけて走れた点。

 

ダメだった点、改善の余地がある点は、

他チーム任せで勝ち逃げに乗れなかった点、

最後のアタックで後ろを全員引きちぎるだけの力がなかった&前に追いつくだけの脚がなかった点。

そして集団内の位置取り。これはまだまだ改善の余地があるなーと。今はまだ脚を使って前々に位置どっている状態なので、もっと脚を使わずに走れるように慣れていきたい。しかし集団の密集度は違えど、前に全く行くことができなかったチェコの時よりは一歩前進出来たかなーと。

 

結果はすごく悔しいけれど、たくさんの課題を見つけることができたレースでした。

レースで勝つのは本当に難しい。そして、甘くはない。けれど、戦えないこともないなという確かな手応えも掴むことができました🙆

 

しっかり反省して、また同じミスを繰り返さないように、そして次回こそ勝ち逃げに乗って勝てるように頑張ります!