フランスでの挑戦 〜saezou日記〜

今シーズンは、フランスのナントに拠点を置いて活動していきます。フランスでの挑戦を発信していく予定です。

Panoram Guizhou Internatiwonal Women's Road Cycling Race(UCI2.2)

今年から新設された中国の貴陽を舞台とした5日間のステージレースにナショナルチームの一員として参加して来ました。

 

第1ステージ
距離:135km
結果:20位(先頭集団内ゴール)

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Tour of Zhoushan Islandとほぼ同じメンバー。2チーム減って、6チーム増えた。

 

Tour of Zhoushan Islandの第2ステージのことは忘れるって思っていても、頭の中では忘れられなかったようで、ほとんど眠れず。こんなにレース前に追い込まれていたのは初めてだった。今日もまた脚に全く力が入らなかったらどうしようという不安で押し潰されそうだったけれど、仲間やスタッフに支えられて走ることができた。本当に感謝しかない。

 

コースは下りゴールが危険⚠️ということで、前日に第2ステージのコースに変更に。17kmの周回を約8周する135km。周回は約2kmや800mの登りを含む、アップダウンがひたすら連続するコース。

 

スプリントポイントと山岳ポイント以外の周はゆったりとしたペースで進んだ。山岳ポイントで集団は分裂するものの、そのあとペースが緩む為また1つの大集団に戻る。ラスト2周くらいからアタックが増えるも、決まらず集団スプリントへ。

 

スプリントに向けて悠未ちゃんを引き上げようとしたが、どれも早すぎた。上手く出来なくて申し訳ない。最後は単騎でスプリントをした悠未ちゃんが4位。


第2ステージ
距離:135km
結果:32位(先頭集団内ゴール)

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昨日走れて少しホッとしたのか、気持ちが良いくらいぐっすりと寝られた😉身体って本当に正直だf^_^;)

 

昨日と全く同じコースで全く同じ距離。こんなことって普通ありえるのかな🤔?笑 まあ、中国に普通とかないのか😝笑

 

1回目のスプリントポイントまでは平和に進むが、そこからはスプリントに持ち込みたくないチームを中心に攻撃がかかり続ける。

 

幾度となく集団は分裂するが、緩みまた1つの集団に戻るの繰り返し。最後は集団スプリントになり、悠未ちゃんがステージ優勝🏆2回のスプリントポイントも両方1着の完全勝利でした🏅

 

アタック合戦の時に金子さんと唐見さんが前で動いているのを見て、あーやばい前に行かなきゃって、やっと前に出てアタックに反応するようでは遅い😓

いくら集団前方に残っていても、最後まで集団にいても全く意味がない。集団にいるのなら、チームの為に何かできることをしないと。アタックに反応するには、脚を使ってでももう少し前に位置取る必要がある。あとは気持ちの問題。

 

最後の最後に悠未ちゃんを引き上げた中井ちゃんの動きは後ろから見ていて感動した👍時速80kmを超える、あの速さの中思い切って行く勇気を見習いたい。

 

個人的には反省点だらけのステージだった。すごく悔しいし、金子さんと唐見さんの負担を増やしすぎてしまい、すごく申し訳ないことをした😓

 

レース後、3時間のバス移動を経て着いたホテルが素晴らしすぎだった😆✨食事が豪華すぎて、もうずっとここにいたいって思ったくらい😋💕


第3ステージ
距離:117km
結果:30位(先頭集団内ゴール)

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5日間で唯一の平坦ステージ。9kmのラインを走った後に、18kmの平坦基調のコースを6周する。

 

9kmのラインには、高低表に100mupの登りがあり、ポジション取りに気をつけていたが、そんな登りは現れず。小さな陸橋だった。まあ、高低表はいっさいあてにならない🙄

 

前半はゆったりとしたペースで進む。スタートしたときは降っていなかった雨が次第に強さを増していく☔️1回目のスプリントポイント直前の下りコーナーでスプリントをしようとした選手数名が落車。悠未ちゃんも転んでいたので、待って集団に戻す。

 

集団は落車で混乱しまくり?、コーナーは超スロー。前が見えないくらいの雨になっていく☔️☔️☔️気温も低く、集団内にいると寒くて身体が動かなくなりそうだったので、途中で適度に高回転で脚を回したり、手がかじかまないようにグーパーしたり✊️🖐これはやっといて良かった🙆補給も忘れずにモグモグと😋

 

有力チームが後ろで休んでいるのを見て、今日はリカバリーdayだとすぐにわかった。スプリントポイント後とか危ないところだけ、対応できる位置で。

 

あとはバイク交換する時も悠未ちゃんの側にいて、なるべく悠未ちゃんの脚を温存できるように。

 

後半もアタックはほぼなく、スプリントに持ち込みたいチームを中心にコントロール。みんな脚を使っていなく元気だからか、ラスト3kmくらいからのペースがいつもより速い気がした🙄

 

ラスト3kmくらいまでは日本チームでまとまって位置取りできていたが、最後の1番大事な場面で上手く連携することが出来なかった。ヨーロッパチームのトレインがいくつも上がって行く中でも、トレインを乗り換え乗り換え1着でゴールする悠未ちゃんは本当にすごい👏

 

残念ながらバイク交換ミスでペナルティ、降格になってしまった😂悔しいが、明日この悔しさを晴らそうとみんなで誓った🙆

 

素晴らしいホテルでゆっくりすることなどできなく、6時間のバス移動を経て次のホテルに到着したのは夜の10時でした😇


第4ステージ
距離:110km
結果:58位(+5m36s)

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昨日夜が遅かった為、11時スタートと朝はゆっくり。長時間移動で疲れているけれど、みんなはもっと疲れているはずとかなりポジティブだった👍

 

コースは1周50km強の周回を2周+スタートゴールループの約110km。事前情報では、この第4、第5ステージが厳しい登りステージと聞いていた🏔

 

初めてのレースの為、誰もコースを知らない。前日暗闇の中試走に行けるわけもないし、まあコースは走ってみてからのお楽しみって感じ😉そこは平等🙆

 

第2ステージのようなことは絶対にしない。チームが勝つために出来る限りのことをするって何度も自分に言い聞かせてスタート。

 

風がそこそこ強く、スタートして各チームまとまって進む。1周目の登りから予想通りペースが上がり攻撃がかかるが、集団崩壊までは至らず。単発的にアタックをするチームもあるが、アタックよりは登りで隊列を組んで集団を小さくしようとする動きがメイン。しかし、緩んでまた1つの集団になる。

 

実際のコースには山はなく、ひたすら道幅の広い道のアップダウンだった🙄全体的に斜度が緩いところが多く、第1、2ステージのアップダウンの方が厳しかった気がする😑

 

2周目の登りでも攻撃がかかる。周りがぜんぜん見えていなく、集団を小さくしなきゃと登りきった後、焦って1人で動きすぎてラスト20kmくらいのところで自滅してしまった。初めてレースの途中であーいう千切れ方をした。

 

追いついてもう1回仕事をしようと思ったが追いつけず。そこからは流してゴール。そのあと日本チームで攻撃をしていたらしい。

 

自分の中で1つネジを吹っ飛ばすことができたというか、自分の結果を全て投げ捨て、チームで勝つ為に何ができるかだけを考えて脚があるだけ動こうと考えられるようになった点は1番自分で変われたステージだったと思う。

 

ただ焦りすぎて周りが見えていなかったのは、大きな反省点😓

 

ラスト2kmくらいで、結果が気になりすぎてゴール地点をちらちら見ながら走っていたら、柿木さんから勝ったぞー!って言われて、嬉しすぎて涙組んでしまったのは内緒😂

 

周りから見たらまだまだアシストとして未熟な部分だらけかもしれないけれど、自分の心は1番正直なのか、無意識に涙が出たのはチームで勝つことだけを考えて走れたからだと思う。


第5ステージ
距離:110km
結果:37位(先頭集団内ゴール)

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第4ステージのコースを逆回りで2周して、ゴールのループへ向かう。第4ステージよりさらに登りの斜度が緩くなって、だらだらずっと登る感じ。

 

日に日にお腹の調子が良くなっていく😆確実にZhoushan Islandのストレスだったんだなーとf^_^;)普通ステージをこなしていくと内臓が弱っていくはずなのだが、むしろ食欲が増していく😋私の内臓はいったいどうなっているんだか😝笑
昨日マッサージもしてもらえたので、脚の感じもvery good🙆まさかの最終日が1番調子が良い😆?アドレナリンが出すぎていて気のせいかも知れないけれど😝笑、そう思ってスタート👍

 

スタート直後からアタックが始まり、一瞬で逃げが決まった。日本チームは一切後手を踏まずに展開していく。逃げが捕まっては次の逃げができるの繰り返し。

 

最初の20kmくらいは動こうとすると被ってししまい、2人行ってもしょうがないので踏みやめることが多かった。コミュニケーションが足りていなかった😓それでも脚を使って、動ける位置に行くという点では少し改善できた気がする。

 

登り前の追走に反応する形で、1回大きな逃げに乗って前と合流して12人くらい。前に追いついてしばらく回った後、QOMのある長い登りで逃げ集団からアタック合戦。周りを見ながら、1人は逃して、QOMは2番手の子に付いていき、もがかずそのまま全体の3番手で通過。この辺は自分でもびっくりするくらい冷静に判断できていた気がする🤔

 

QOMの後、後ろから2人追いついてきて、5人。後ろを見ると近くに集団がいるから、すぐに追いついてくるかなーと思ったが、なかなか差が縮まらず。泳がされていたのかな?

この5人は思惑が違いすぎて協調して上手く回るはずもなく…。Selvettoが2枚乗っていたのが少し厄介だったのと、Doltciniがアタックを繰り返すので、そこは2枚乗っているSelvettoに追わせたりしながら。回らないと意地悪され続けるので、逃げるつもりはないが軽く回る感じで。どちらのチームも逃したくないし、脚が削られていく…。

 

でもやっぱり、自分しかいないって思うと動ける。誰かがいるって思うと安心してしまう部分があるのかも知れない😔

 

リーダーチームの引きで吸収された後は、1人逃げが続きしばらく平和にレースが進む。チームカーに聞きに行ったり、できることをやる。

 

中盤〜後半にかけては、他のチームが集団コントロールするのに一緒に加わったり、アタックに反応し続けたり、前々で展開できた。

 

ラスト10kmくらいからの登りで、予想通り集団スプリントに持ち込みたくないチームを中心にアタックがかかり続ける。その前のアタックで動き続けていたため、前半は集団の後方で回復させる。しかし、この時点で動けていたのは金子さんしかいなかったので、急いで脚を使って前へ上がり、アタックを一緒に潰していく。きつくても集団にいるならやれることをやる。第2ステージと同じミスは繰り返さない。

 

きついけれど、なんとしてでも集団を1つにまとめる一心で、左右からかかり続けるアタックに注意しながら前々で。やろうと思えばできる🙆やっぱり気持ちの問題。

 

わかったことは、きついと思ってからも意外と動けるということ。やっぱりいつも防御しすぎなんだと…😑

 

ラスト2kmくらいまでアタックがかかり続け、集団はバラバラではないが、ポロポロという表現が1番正しい気がする🙄最後はアタックに反応するというよりは、集団をつなげる形で。集団がやっと1つに繋がったのはラスト1.5kmくらい。


最後は伸びまくった集団から、悠未ちゃんがスプリントで勝利🏆きっちりと勝ってくれる悠未ちゃんはさすがすぎる😎

全てが報われた気がしました😂😂😂

 

最後は6人全員で表彰台に登り、シャンパンファイトしました🍾

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すごく不器用だし、まだまだ上手くできないことも多いけれど、日に日にチームで勝つ為に自分に何ができるのか。それを考えて動けるようになったことが今回の遠征での1番の収穫でした🙆

 

本当に素晴らしいメンバーに恵まれて、このような素晴らしい経験をさせて貰えたことに感謝しています🙏

 

もっともっとチームの為に動けるようになりたい。そしてアシストの気持ちがわかるエースになりたい。

今回もたくさんの刺激を貰うことが出来たので、また練習やレースに課題を落とし込んで、更にレベルアップ出来るように頑張ります💪

 

間違いなく最強のメンバー、最強のチームでした🇯🇵そして深夜まで私達の為に動き回ってくださった監督、メカニック、マッサー。2週間本当にありがとうございました🙏