フランスでの挑戦 〜saezou日記〜

今シーズンは、フランスのナントに拠点を置いて活動していきます。フランスでの挑戦を発信していく予定です。

アタック決定率

2018/4/22(日)
Soudan
レース規模:①
距離:71.1km(7.9km×9周)
出走人数:32人
結果:5位

http://www.velopressecollection.fr/classements-route/44-classements-courses-cyclistes-loire-atlantique-2018/soudan-44-classement-22-avril-2018-21394-html

 

コースは1箇所30秒くらい?の登りがあるだけで、ほぼ平坦。風もそんなに強くなく、比較的穏やか。路面も良く、コーナーも90度でノーブレーキ。コースが簡単であればあるほどレースは難しい🙄

 

Challenge fémininのシリーズ戦ではないけれど、まあ規模としては同じ感じ。一応、Championnat departmentalの大会を兼ねているらしく、いつもより会場が盛り上がっている🍻

 

無駄なところで脚を使わないこと。脚は使うか使わないかのどちらか。中途半端に使うのはなし。アタックをバンバンしかけるのではなく、アタックの精度を上げること。この辺を意識して。

結果を求められているレースではないけれど、これが終わったらしばらくフランスでのレースがないからか?いつもよりも勝ちたいっていう気持ちがすごく強かった気がする。

 

スタートしてすぐにファーストアタックするも、今日は決まらず。そこからしばらくレースは何も起きず、超スローで進む。人数も少ないので、後ろに下がって誰が誰をマークし、どんな動きをしたそうなのかをじっくり観察する🙄まあ予想通り、集団は完全に私とマノンをマークしている。そして、私とマノンが見合っている😐今日も難しくなりそうだなーと🤔

 

3周目、マノンが追えない位置にいるのを確認して、登り切る手前からアタック。後ろに1人だけついてきて2人になったが、彼女は私と一緒に逃げる気は全くなかったようで。後ろからはマノンが全開でプロトンを引き連れてきているのが見えて踏みやめた。カウンターかかるかなー?と注意していたが、全くかからずそのまま緩む。まあ、これが①のレース…😑

 

そこからもマノンがいつアタックしても反応できるような位置にいるように気をつけながら。

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↑攻撃を仕掛けていく🐘

 

マークされた状態でも抜け出すことができる決定率がすごく上がってきた🙆これはいっぱい挑戦して、失敗して、他の人のを見て、反省して学んできたこと。これだけでもフランスにレースをしにきて良かったって思えるくらい。

日本にいるときは、力づくで走っていることが多かったけれど、位置どりだったりタイミングだったり…力だけじゃないいろいろなものが大切だとレースが教えてくれる🙆

 

5周目に入る手前のコーナーで前の2人が話をしている。これは何か起きるな🤔とポジションを上げ、5番手でコーナーへ。予想通り、コーナーの立ち上がりから先頭2人が強調して踏んでいる。追い風もあいまって、集団は伸び伸びに。マノンも後ろにいる。これはチャンス!と思いアタック。後ろを振り返ったら誰も付いてきていない。これは直感的に良いなとビビっときたので、とりあえず踏む💨

 

1km弱くらい?踏んだところで後ろから1人追いついてきて、一緒に回そうと。しかし、次のちょっとした緩い登りで千切れていってしまった。少し待ったが、彼女は限界だったようで…😵

ここは待たなきゃ良かった。結果論だが、これが今日の1番のミスだった😓待つか、待たないか、この判断がなかなか難しい。

これは決まりそうだって自分でわかっていたのにもかかわらず、”一緒に回そう”という言葉に少し甘えてしまった気がする😓

 

待っているうちに、マノンが全開で引き連れてきた集団が近づいてくるのが見え、踏みやめてしまった。私もマノンもきつい、この状態で3人逃げができる。まあ、ここでアタックした彼女は賢いよなーと😏そこまで1回も動かず、ここで動いた彼女はたぶん私とマノンのことを良く見ていた。最後、彼女は脚がなくて逃げ集団からこぼれてしまったけれど、彼女からは良いものを学んだ。

 

最終的にメンバーが若干入れ替わるが、結果これが勝ち逃げとなる。私もマノンも追わないと集団は一気にペースダウン。”sae aller, manon aller”と集団内で飛び交う。みんなが名前を覚えてくれたのは嬉しいけれど、こういう風に使われるのは嬉しくないな…😑

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逃げにチームメイトが乗っているとか乗っていないとか関係なく、集団はマノン以外誰も引かない。まあ、これはもう知っていること。①のレースで後ろに残されたら、アタックして前に追いつくしかない。

綺麗に回る意味はないので、脚を使わなくて良いところはとことんサボる。そして逃げとの差だけを意識して、アタックに集中して脚を溜める。


1人ずつぽこぽこと追走に出て行く。でも誰も追わない。私かマノンが動くとその追走だけが潰されて終わるだけ。さすがに1人で全ての追走に反応できるわけもない。

 

こんなことを繰り返しているプロトンだが、前も速くはなく、そんなに差は開かない。最大でも1分くらい。抜け出すタイミングをはかる。ラスト1周で合体した逃げ集団6人と集団との差は45秒。

 

マノンが登りの下から上げて、集団が伸びている。これは絶好のチャンスと思い、登りの途中から全開でアタックをする。1人に反応されたが、少し間が空いているし、ここで踏みやめたらたぶん集団に戻されるだけなので、しばらく1人で踏み続ける。

 

予想通り、集団とはかなり差が開いた。まあ、集団はマノン任せになっていたのだろうということは容易に想像できる。ここから後ろがローテーションして追ってくることは考えられないし、たぶんスプリントに向けて最後は牽制が入るから、プロトンごと追いついてくることはほぼない。あとは1人ずつポロポロ追走してくるかもしれない人をなるべく合流させないようにするくらい。

 

ここで後ろに付いてきた人に交代を促すも、無理と😩彼女のチームメイトは前に逃げていないはずだよ?と思いながらも、もしかしたら私が見間違えたのか?と思い、しょうがないから踏む。(彼女はdepartmentalの表彰台狙いだったことをあとで知る)後ろから、1人追いついてきたものの、彼女は前で逃げているチームメイト。回ってくれるはずもなく…。

 

逃げ集団からこぼれた人たちを2人ほど吸収して追走集団は5人になった。まあ、5人っていってもほぼ1人で引いているし、たぶんプロトンもほぼ1人で引いているから、実質4 vs 1 vs 1 🤣🤣🤣笑

↓ラスト3kmくらいの構図

4人の逃げ集団(4)

↑ 20”

5人の追走集団(1)

↑ 20”

20人のプロトン(1)

 

見える範囲に逃げ集団4人が👍

追いつくぞー!フルガス💨💨💨
って、長めに引いて回そうとするも、私のペースだと誰も回ってくれず…😑ちょっとペースを落として、1人回ってくれるかどうか。

 

ラスト1kmくらいで、後ろのプロトンからの逃げ切りが確実になったのを確認し、アタックして追走集団を粉砕させ、逃げ切ってゴール。逃げ集団には届きそうで、あと1歩届かなかった😓まあ、ラスト300mとかで追いついてもスプリントできる脚は残っていなかっただろうが😇ちょっと追走に出るのが遅かった😔

 

ラスト2kmくらいの直線が追い風基調だったこと、最後に追走集団がペースを上げて人数を減らしていったのが少し誤算だった。あとから合流した1人がちょっと強くて、逃げ集団のペースを上げたのだろう。ミスった😑

 

まあ、①のレースはちょっと特殊。

勝てないのはもちろん悔しいけれど、毎レースたくさんのことを学ぶことができる。確実にアタック決定率が上がってきていることは、この先のレースでも絶対にいかせるはず。

このあたりの思ったことは、今日は長くなっちゃったから、明日あたりのブログにでも書こうかな✏️

 

 

これにてフランスでのレースはいったんお休み。次のフランスでのレースは、3週間後のCoupe de France第2戦🇫🇷全部で6戦あるCoupe de Franceの中で最もきついと言われている山岳ステージです⛰⛰⛰

 

その前に、ナショナルチームの遠征で2週間程中国へ行ってきます🇫🇷✈︎✈︎✈︎🇨🇳